【ことば】大雨「特別警報」って何? 避難できない場合は少しでも高層階に


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
降りしきる雨の中、交差点を渡る歩行者=6日午後3時34分、那覇市泉崎(小川昌宏撮影)

■経験したことないような重大な危険

 気象庁の公式ホームページ(HP)によると、「特別警報」とは、警報の発表基準をはるかに超える大雨など、重大な災害の起こる恐れが著しく高まっている場合に発表する。最大級の警戒を呼びかけるものだ。

 特別警報が発表された場合、その地域は数十年に一度の、これまでに経験したことのないような、重大な危険が差し迫った異常な状況。この数十年間災害の経験が無い地域でも、油断しないようにとしている。

大雨の影響で冠水する道路=6日午前11時1分、北中城安谷屋(喜瀨守昭撮影)

■最高の警戒度

「大雨特別警報」は、最も警戒度が高い「警戒レベル5」に相当する。命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保しなければならない状況とされる。すでに何らかの土砂災害や浸水害が発生している可能性も極めて高い。

 指定された避難場所への移動がかえって危険な場合は、少しでも崖や沢、川から離れた建物や、頑丈な建物の上層階に避難するなど浸水しにくい高い場所に移動することなどが求められている。