【うるま】聴覚に障がいがあったり、聴力が低下したりした人向けにライブ字幕サービスを提供するアイセック・ジャパン(うるま市、一瀬宗也社長)は7月20日から、うるま市役所障がい福祉課の窓口に字幕表示透明ディスプレー「AImimi(エーアイ・ミミ)」を設置し、実証実験を開始した。窓口担当者の声が文字に書き起こされ、ディスプレーに表示される。
アイセックによると、県内では初の取り組みで、全国でも先進的なサービスだ。手話通訳などの同伴なしでも行政サービスの手続きができ、対応スピードの向上が期待できる。
「AImimi」に表示される字幕はAIによる音声認識、またはオペレーターによる入力を選択できる。うるま市と名護市にある事業所にオペレーターが待機し、同時進行で字幕をつけられる。固有名詞やしまくとぅばにも正確に対応できることが特長だ。
一瀬社長は「複雑な話や正確性を要求される場合も、人が対応すれば文字化できる。いろんな意見を期待している」と利用を呼びかけた。
(金盛文香)