予防接種の予診票40人分を紛失 宜野湾市 廃棄の可能性が高い 沖縄


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宜野湾市役所

 【宜野湾】宜野湾市の松川正則市長は16日、市保健相談センターが予防接種の予診票40人分を紛失したとして、市ホームページで謝罪した。予診票には被接種者の住所、氏名(保護者含む)、電話番号、投薬の有無などの予診に関する質問事項などが記載されていた。紛失理由は不明で、破棄してしまった可能性が高いとしている。

 ある医療機関から月の初めに届く前月分の予診票が見当たらないことに気付いた市が7月14日、同医療機関に問い合わせたことで発覚した。医療機関は7月4日に市保健相談センター宛てに郵送していた。

 市は7月21日までに、複数回にわたり捜したが発見できなかったという。7月に予防接種関連の廃棄作業が実施されていたことから、誤って廃棄した可能性が高いとしている。

 松川市長は「個人情報を扱っている行政として絶対にあってはならないことだ。今後、徹底した再発防止策を講じる。被接種者、市民の皆さまに深くおわび申し上げる」と謝罪した。
 (名嘉一心)