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【約20年の推移グラフ】沖縄ガソリン過去最高の187円20銭 前週比4.7円高 補助縮小が響く


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 経済産業省が16日発表した14日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの沖縄県の価格は前週調査から4円70銭値高い、過去最高値となる187円20銭だった。全国では、前週調査から1円60銭高い181円90銭だった。全国の値上がりは13週連続。原油相場の上昇や、政府が価格抑制のための補助を段階的に縮小していることが響き、2008年8月以来15年ぶりの高値が続いている。都道府県別で最も高い長野県は190円台。

 調査した石油情報センターは「原油相場の上昇や円安の影響で来週も値上がりを見込んでいる」と話した。経産省は、石油元売りに支給する補助金が14日時点のレギュラーガソリン価格を13円60銭押し下げたと説明している。17日以降の補助金額は1リットル当たり12円10銭になる。補助は6月から段階的に縮小しており、9月末で終了する予定。予定通り終われば家計負担が一段と増す見通しだ。
(共同通信)