「訴え広がっている」 島ぐるみ会議、米要請から帰沖


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
訪米の成果を報告する呉屋守将団長(右から5人目)=22日、那覇空港

 米国の連邦議員らに米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設計画の見直しを要請してきた沖縄「建白書」を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議の訪米団は22日夜、帰沖した。那覇空港に市民ら約50人が出迎え、訪米メンバーの労をねぎらった。訪米団は25日に米軍キャンプ・シュワブゲート前で成果を報告し、翁長雄志知事にも近日中に説明する予定だ。

 団長の呉屋守将金秀グループ会長は「私たちの訴えは間違いなく広がっている。話し合いを通し、アメリカは『傍観者』ではないと理解してもらいつつある」と手応えを語った。その上で「今後は、米連邦議会の軍事委員会メンバーなど影響力がある議員をリストアップし、沖縄の民意を理解してもらえるよう働き掛けていく」と述べた。