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FC琉球、9位でシーズン終了 最終戦は富山と1-1

琉球-富山 前半37分、先制点を決め、喜ぶFC琉球のFW藤澤典隆(中央)=23日、県総合運動公園陸上競技場(金城実倫撮影)

 サッカー明治安田J3は23日、各地で最終節6試合を行った。FC琉球はカターレ富山と県総合運動公園陸上競技場で対戦し、1―1で引き分けた。琉球は12勝9分け15敗、勝ち点45。13チーム中9位で今季を終えた。

琉球はFW藤澤典隆のヘディングで先制したが、相手CKからオウンゴールで失点し、追い付かれた。今季限りで退任する薩川了洋監督のラストゲームを白星で飾ることができなかった。上位争いはレノファ山口がガイナーレ鳥取と引き分け、初優勝とJ2昇格を決めた。終了間際に追い付き、長野パルセイロと1―1だった町田ゼルビアと勝ち点78で並んで得失点差で上回った。2位町田はJ2で21位の大分トリニータとのホームアンドアウェー方式の入れ替え戦(29日、12月6日)に臨む。

“薩川流”最後まで闘志
 ホームで迎えた今季最終戦にFC琉球の選手たちは燃えていた。今季限りで薩川了洋監督が退任。“薩川琉球”のラストゲームを白星で飾るべく、いつも以上の気合を見せた。
 守備では体を張って相手を食い止めた。攻撃ではサイドにボールを散らし、そこを起点に富山ゴールに迫った。
 前半37分、DF浦島貴大が左サイドから上げた高速クロスにFW藤澤典隆が反応。ヘディングでゴール右隅を捉え、先制に成功した。久々の先発出場に「どうしても点が取りたかった」気持ちを結果で示した。
 薩川監督は90分を通じて戦い続けること、厳しいポジション争いを勝ち抜くことを選手たちに求めた。昨季はレギュラーだった藤澤も今季はベンチを温める日々が続いた。それでも薩川監督が「腐る選手は一人もいなかった」と言う通り、藤澤も練習に打ち込み、出番を待った。最終戦でその成果を発揮し「自分が『こういう選手だ』というのを見せられたかな」と胸を張った。
 試合はセットプレーからオウンゴールで失点し、引き分けに終わった。薩川監督は「(オウンゴールは)うちらしい」と苦笑い。それでも「“戦う”ことに関しては最後まで一生懸命やってくれた」。闘将が3年かけて植え付けたプロ意識や闘志は、J2を目指す琉球にとって大きな財産になるはずだ。(荒井良平)