沖縄県が設置する、観光を基軸とした域内経済の循環促進に関する万国津梁会議(末吉康敏委員長)は21日、第1回会議を県庁で開いた。観光客の消費から得た観光収入の県外漏出を減らし、域内経済の循環を促進するための施策を話し合い、2024年2~3月に提言書を提出する。
23年度は全5回の会議を通じて提言書を取りまとめ、次年度以降の施策に反映する。同日は沖縄県の観光経済の現状を確認した上で、観光事業者向けのアンケートやヒアリング調査の案について議論した。第2回は9月中に開催予定。
今年3月には観光需要の年間平準化に関する万国津梁会議の提言書が知事に手交された。その結果、各地域のストーリーマップを整備する観光情報デジタル化推進事業が23年度の新規事業として反映されている。
(與那覇智早)