台風11号 宮古島が今夜遅くにも暴風警報 2日に先島へ最接近 糸満市内4校は休校に(1日午前0時)


この記事を書いた人 琉球新報社

 気象庁によると、台風11号は8月31日午後9時現在、日本の南にあり、時速15キロで西へ進んでいる。沖縄気象台によると、台風は今後発達しながら西北西へ進み、宮古島地方では9月1日の夜遅く、石垣島地方は2日未明にも暴風警報が発表される可能性がある。宮古島地方では早ければ2日未明、石垣島地方では2日朝にも暴風が始まる可能性がある。本島地方は2日未明から明け方にかけて最も近づく見込み。台風は2日にかけて強い勢力で先島諸島にかなり接近する見込みだ。

 台風の接近に伴い8月31日、糸満市の兼城、糸満南、真壁、潮平の小学校4校が9月1日の休校を決めた。同市の米須小や宜野湾市の小学校など、給食後の下校を決めた地域もある。

 1日に予想される最大風速は本島地方と大東島地方で18メートル(最大瞬間風速30メートル)、先島諸島で23メートル(同35メートル)。先島諸島では、同日に多い所で1時間に30ミリの激しい雨が降る見込みで、台風の進路などによっては、2日にかけて警報級の大雨となる恐れがある。沖縄地方の沿岸海域ではうねりを伴い、本島地方と先島諸島では1日から大しけとなる見込み。大潮の時期に当たるため潮位が高く、台風の接近でさらに潮位が高くなる見込みだ。
 (岩切美穂、小波津智也)

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