沖縄アリーナの声援に感謝「沖縄で勝ってうれシーサー」 バスケ日本代表、パリ五輪へ成長誓う


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パリ五輪への出場権を獲得し、記者会見で笑顔を見せる渡辺雄太(中央)ら日本の選手たち=3日、沖縄市役所(小川昌宏撮影)

 沖縄市の沖縄アリーナで開催されているFIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)を3勝2敗で終え、来年のパリ五輪の出場権を獲得した日本代表が3日、沖縄市役所で会見を開いた。選手らは沖縄アリーナの内外で応援してくれた人たちに感謝を示しつつ、より高いレベルのパリ五輪へ向けてさらなる成長を誓った。五輪の目標については、トム・ホーバス監督は「スタッフと選手といろいろ話したい。目標は大事で簡単に決められない」と明言しなかった。

 ホーバス監督は日本代表チームはさらに強くなる潜在力があると強調。「このチームは結果を残したスーパーチームだけど、まだ仕事は終わっていない。もっともっと良いバスケットを見せたい」と意気込んだ。

パリ五輪への出場権を獲得し、記者会見でシーサーポーズをとる川真田紘也(右)、ジョシュ・ホーキンソン=3日、沖縄市役所(小川昌宏撮影)

 選手らは口々に沖縄アリーナの声援が勝利への大きな後押しだったと感謝した。主将の富樫勇樹は「みんなに応援してもらって目標のパリ五輪の切符をつかんだ。全員がバスケをもっとメジャーにしたいとの気持ちがある。代表は勝たないといけない。結果を残せて良かった」と述べた。

 ホーバス監督は今回のW杯の出場できなかった選手も、再びパリ五輪の選考に挑戦することを促した。直前のけがで出場できなくなった琉球ゴールデンキングスの渡邉飛勇の名を挙げ、「けがをしたが、もう1回見たい」と話した。

 選手全員のあいさつの閉めとして、川真田紘也とジョシュ・ホーキンソンが一緒になって「沖縄で勝ってうれしいさぁ(シーサー)」とポーズを決め、会見場の笑いを誘った。(梅田正覚)

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