りゅうせきグループ(當銘春夫代表)は6日、浦添市の本社で会見し、さらなる成長に向けた新たなブランドコンセプト(概念)制定とCI(コーポレートアイデンティティー、企業理念)について発表した。グループロゴやスローガンも一新し、「社業の公共性に徹する」という創業者精神を着実に実践し、存在意義の向上を目指す。
コンセプトの柱には「人、島、世界へ、次の幸せを生み出す原動力になる」を掲げる。スローガンは「幸せの原動力」。ロゴマークは旋風の中心に社名の頭文字「R」を重ね、旋風を巻き起こし、地域の原動力になるという思いを込めた。
グループ再編も奏功し企業は成長を続けるが、経営環境が変わる中、ブランド戦略などで課題があるとして、経営概念を作り替える必要があると判断した。
當銘代表は「今の延長線上では生き残れない。経営を作り替える必要があると考えた。今後の脱炭素社会に向けて企業変革しないといけない。県内の成熟産業の中では、ある程度までしかいかない」と現状を見詰め「今県外、海外を見渡して調査研究している。有形だけでなく無形のものへも投資をしていきたい」と語った。
(謝花史哲)