県、辺野古承認瑕疵認める 取り消し住民訴訟


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 仲井真弘多前知事の名護市辺野古埋め立て承認を受けて、2014年1月に承認に反対する県民が承認の取り消しを求めて県を提訴した訴訟で、被告の県が承認に瑕疵(かし)があると認める主張方針を記した書面を那覇地裁に提出していたことが19日、分かった。

仲井真県政時代の県は承認は適法と主張していたが、辺野古新基地建設に反対する翁長雄志県政に交代後、主張を保留していた。
 県は11月30日付で、埋め立ての必要性の根拠は乏しく公有水面埋立法4条の要件も満たさないなどと主張する準備書面を那覇地裁に提出した。