那覇(女子)初戦飾れず 高校バスケ・ウインター杯


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第2クオーター、ジャンプシュートを決める具志堅茅乃=24日、東京体育館(平安太一撮影)

 バスケットの第46回全国高校選抜優勝大会(ウインターカップ2015)第2日は24日、東京体育館で行われ、2回戦から登場した女子の那覇は明星学園(東京)に60―83で敗れた。那覇は前半を31―40で折り返したが、後半に猛攻を受けて白星を逃した。大会第3日の25日は男子の2回戦などが行われ、県代表の小禄が高校総体準優勝の桜丘(愛知)と対戦する。

◆全員が最後まで全力/総体4強に立ち向かう
 高校総体ベスト4の強敵を相手に那覇は最後まで全力で闘った。平均身長は明星学園が約10センチ上回る。高さで優位に立つ相手にチーム全員で立ち向かい、一歩も引くことはなかった。リードが広がった後半も気持ちを切らさずリングを目指した。チームを引っ張り続けた具志堅茅乃(3年)は、「この舞台で高校最後のバスケができて良かった」と前を向いた。
 第1クオーター(Q)の開始直後から相手の高さに手を焼いたが、ダブルチームなど激しいディフェンスで何度もピンチをしのいだ。序盤は追い掛ける展開となったが、具志堅が果敢にリングに向かってシュートをねじ込み、中山美可子のアウトサイドも決まって一時は逆転した。具志堅は「ディフェンスからオフェンスの流れがうまくいった」とうなずいた。
 流れが変わったのは第3Qだった。相手の強力な守備を突破することができず、何度も苦しいシュートを打たされた。リバウンド争いでも不利になり、主導権を握られた。具志堅は「体力的な部分が大きかった」と悔やんだ。
 金城みゆら1年生メンバーが力を発揮するなど、来年につながる収穫もあった。具志堅は「後輩たちにとっても大きな経験になったはず。頑張ってここに戻ってきてほしい」と思いを託した。(平安太一)