防衛局、大浦湾で音波探査か


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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古での新基地建設で15日、沖縄防衛局による音波探査とみられる船が確認された。市民によると、少なくとも14日から同様の調査をしている。防衛局は音波探査の目的を、埋め立て予定海域の地層の状況を把握するためとしている。

 防衛局は昨年9月末としていた海底掘削調査の完了期限をことし3月末へと変更した際、音波探査を追加した。掘削調査も14日に引き続き、2カ所で行われた。市民はカヌー8艇と船3隻を出して抗議した。
 沖縄防衛局はプレハブ施設や土砂などを米軍キャンプ・シュワブ内に搬入した。
 基地建設に反対する市民ら約80人は同日午前6時からシュワブの旧ゲート前に座り込んだ。県警機動隊が市民を排除した後、資材を積んだダンプなど約30台が基地内に入った。