FC琉球敗れ2位 札幌に2―4 ニューイヤー杯最終戦


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札幌のMF上里一将(右)からボールを奪おうと必死に守るFC琉球のDF濱田克大(左)、MF朴利基=30日、県総合運動公園陸上競技場(普久原裕南撮影)

 Jリーグのプレシーズン大会、スカパー! ニューイヤー・カップの沖縄ラウンド最終日は30日、2試合を行い、J3のFC琉球はJ2の北海道コンサドーレ札幌と県総合運動公園陸上競技場で対戦し、2―4で敗れた。

琉球は1勝1分け1敗の2位で大会を終えた。J1のFC東京はJ2東京ヴェルディを1―0で下し、優勝した。3位は札幌、4位は東京Vだった。1位に300万円、2位に100万円、3・4位に50万円の賞金が贈られた。

動きに硬さ 優勝逃す
 勝てば優勝が近づく大一番でFC琉球はJ2のコンサドーレ札幌に4失点を喫し、新チームとなって初黒星。金鍾成監督は「硬さがあった」と反省を口にした。
 琉球は序盤からセカンドボールをものにし、ボールを保持。前線、2列目の富樫佑太、富所悠、藤澤典隆、知念雄太朗が柔軟にポジションを入れ替えながらゴールに迫ったが、決定機をつくれずにいた。
 前半34分、相手FW都倉賢の突破から先制を許すと、後半は反撃を試みた琉球がバランスを欠き、札幌に主導権を渡してしまった。ミスも重なり、後半3失点。藤澤は「先制されるまでは相手も嫌がっていた。もったいなかった」と悔しがった。
 ただ、格上を相手に2点返せたことは好材料だ。2点目は途中出場のブラジル人FWパブロ。右45度から小さなステップで右足を振り抜くと、鋭い弾道でネットを揺らし、能力の高さをうかがわせた。
 19歳の新戦力は「J3で得点王を取ってチームをJ2に昇格させたい」と意気込んでいた。