大自然眺め快走 竹富町やまねこマラソン、1188人完走


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
多様な生物が息づく豊かな自然を楽しみながらコースを走り抜けるランナーたち=13日、竹富町の西表島

 【西表島=竹富】国の特別天然記念物イリオモテヤマネコ発見50年を記念する第23回竹富町やまねこマラソン大会(町体育協会主催)が13日、町西表島の上原小学校を発着点に行われた。23、10、3キロのコースに1250人が出場した。大会では「イリオモテヤマネコロゴマーク」が発表されたほか、発見50年の記念メダルが贈られるなど参加者らはヤマネコ保護の取り組みの重要性を共有した。

 大会は1188人が完走し、完走率は95%だった。23キロ男子は竹富町の小林洋さんが1時間27分6秒で2年連続4回目の優勝を果たした。女子は石垣市の石川めぐみさんが1時間47分36秒で初制覇した。
 この日は気温が30度前後まで上がり厳しい条件になったものの、ランナーはヤマネコなど希少生物が息づく自然の豊かさを全身に感じながら、コースを楽しんでいた。
 東京から初めて参加した白岩成友さん(45)は「すごく楽しかった。沿道の応援で元気になって踏ん張れた。イリオモテヤマネコなど希少種保護の取り組みがもっと発信され、意識が高まってほしい。50年記念大会に参加できて良かった」と話した。
 大会の上位結果は次の通り。
▽23キロ男子 (2)大越護(那覇市)1時間28分20秒(3)早坂尚洋(東京)1時28分31秒
▽23キロ女子 (2)山田晴菜(石垣市)1時間53分52秒(3)矢野文(同)1時間54分53秒
▽10キロ男子 (1)川満晃弘(竹富町)35分36秒(2)大仲勝士(石垣市)37分39秒(3)請盛健(同)38分56秒
▽10キロ女子 (1)田邊陽菜(石垣市)45分47秒(2)新城志保(同)48分24秒(3)河原真希(同)50分39秒
▽3キロ男子 (1)請盛光(石垣市)10分26秒(2)石田うみ(竹富町)10分31秒(3)兼本涼太(石垣市)11分2秒
▽3キロ女子 (1)片桐さくら(竹富町)14分1秒(2)大河原星那(石垣市)、橘芽生(同)、久貝優月(竹富町)14分4秒