辺野古ゲート前に抗議市民ら50人 機動隊が排除し工事車両進入


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米軍キャンプ・シュワブに資機材を搬入する工事関係車両=20日午前7時2分、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設に反対する市民らは20日早朝から、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議の声を上げた。午前7時ごろ、抗議する市民ら約50人を機動隊員約100人が排除し、工事関係車両6台が基地内へ進入した。

工事用ゲートに座り込む市民を排除する機動隊員=20日午前6時55分、名護市辺野古

 ゲート前には、核廃棄物貯蔵施設を抱える台湾・蘭嶼(らんしょ)島の先住民タオ族である郭健平(ごう・じぇんぴん)さん(53)らが訪れた。「蘭嶼島の核廃棄物反対運動と辺野古での抗議行動には、政府から差別を受けているという共通点がある。沖縄の土地は沖縄の人のものであり、米軍基地があるのは不合理だ」と訴えた。
 20日午後5時から、名護市の汀間公民館で蘭嶼島での核廃棄物反対運動を記録した映画「国境辺陲」の上映会がある。入場無料。
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