米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設問題で、大浦湾側の軟弱地盤改良工事に伴う設計変更申請の承認を巡る代執行訴訟の第一回口頭弁論が30日午後2時から、那覇市の福岡高裁那覇支部で開かれる。
法廷で意見陳述をする予定の玉城デニー沖縄県知事は30日朝の登庁時に、記者団の質問に対して「明鏡止水(めいきょうしすい)の気持ちで臨む」と話した。「明鏡止水」は邪念がなく、澄みきって落ち着いた心境を例える四字熟語。
定例の庁内ラジオ放送の後には、弁論で何を訴えたいかを問われ「憲法に記されている住民自治、団体自治、地方自治の尊重と、民主主義の考え方、県民の真の公益をなんと捉えるかを、われわれの考えとして訴えたい」と答えた。