芥川作家の目取真俊さん(55)が第11管区海上保安本部中城海上保安部に逮捕されて一夜明けた2日、米軍キャンプ・シュワブ前には朝から約60人の市民らが集まり、名護市辺野古の新基地建設阻止に向けて抗議行動を展開した。
この日、目取真さんが拘留されている中城海上保安部前で抗議するため、ゲート前の人数は通常より少なかった。
沖縄平和運動センターの大城悟事務局長は「現在工事が中断しているが工事を再開させず、計画を断念させていくことが重要だ。オール沖縄、オール日本の取り組みで基地建設を止めていこう」と力を込めた。
座り込みに参加している人々が次々にマイクを握り、目取真さんの逮捕に触れ、「あれくらいのことで逮捕するというのはどういうことか。権力に屈せず、声を上げ、抗議を続けよう」「不当な逮捕を許さず、一刻も早い釈放を求めよう」などと呼び掛けた。
【琉球新報電子版】