墜落後も14回着陸 米軍オスプレイ 事故でも運用続く普天間飛行場


墜落後も14回着陸 米軍オスプレイ 事故でも運用続く普天間飛行場 宜野湾市の普天間飛行場に着陸するオスプレイ=30日午前10時14分
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 防衛省は30日の参院外交防衛委員会で、鹿児島県屋久島沖での米空軍CV22オスプレイの墜落事故が発生した29日午後2時40分から30日午前7時までに米軍普天間飛行場(宜野湾市)に、米海兵隊MV22オスプレイが計14回着陸したと明らかにした。

 同飛行場では30日午前7時以降もオスプレイが離着陸する様子が確認されている。

 大和太郎地方協力局長が、沖縄防衛局が実施する目視調査で確認したと述べた。佐藤正久氏(自民)への答弁。

 大和氏は「米軍に対しては国内に配備されたオスプレイについて、捜索救難活動を除き飛行に係る安全が確認されてから飛行を行うよう要請している」とした。

 佐藤氏は、国内でのオスプレイ配備に影響が出る可能性を指摘し「大臣から直接高いレベルで米側に申し入れたほうがいい」とし、木原稔防衛相に見解を求めた。木原氏は「ご指摘を踏まえて今後の対応についてはしっかり私自身として検討したい」と述べた。