陸自オスプレイの運用どうなる? 防衛相「米軍からの情報で適切に判断する」


陸自オスプレイの運用どうなる? 防衛相「米軍からの情報で適切に判断する」 閣議後会見で陸自オスプレイの運用などについて答える木原稔防衛相=8日、国会
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 【東京】鹿児島県屋久島沖での墜落事故を受け、米軍がオスプレイの飛行を一時停止していることを受け、木原稔防衛相は8日、今後の陸上自衛隊のオスプレイの運用について「今後の措置については、米軍からの情報も踏まえて適切に判断していく」と閣議後会見で述べた。オスプレイ一時停止の発表については「概要について情報提供を受けていた」とした。


 事故を受け、陸自が飛行を見合わせている木更津駐屯地に暫定配備しているV22オスプレイの飛行再開の時期を記者団から問われ、答えた。

 木原氏は「事故の状況が明らかとなるまでの当面の間は、その飛行を引き続き見合わせることとしている」と説明した。今後の措置を米軍の情報を踏まえて判断するとし、「現時点において予断を持ってお答えすることは難しい」と述べるにとどめた。

 記者団からは、2025年7月までの完了を予定している陸自オスプレイの佐賀空港(佐賀市)への移駐計画への影響についても問われ、「地元の懸念の声を真摯(しんし)に受け止めながら、その払拭に努めながら取り組む」として、計画通り進める方針を示した。(安里洋輔)