22日は1年で最も日の出から日没までの時間が短い「冬至」。21日の沖縄地方は大陸の高気圧の張り出しに伴う寒気の影響で北の風が強く、各地で曇りや雨となった。沖縄ではこの時期の寒さを「トゥンジービーサ(冬至の寒さ)」と呼ぶ。
国頭村奥で11・6度、南城市糸数で12・3度の今季最低気温を記録した。沖縄気象台によると、寒さのピークは22日午前でその後、気温は緩やかに上昇していく。ただ、今週末までは各地で曇りまたは雨の日が続き、天気の回復は週明けになる見通しという。
21日は朝から気温が上がらず、宮古島、南北大東島など各地でも今季最低気温を更新し、肌寒い1日となった。この日、北谷町美浜は厚着の観光客や家族連れが訪れ、時折吹く冷たい潮風に寒さをしのごうと体を寄せ合う様子も見られた。兵庫県の女子大学生(20)は「こんなに寒くなるとは思っていなかったので、上着を持って来ていない」と身震いしていた。
(当銘千絵、喜瀨守昭)