南城市のホテル「百名伽藍(ひゃくながらん)」はこのほど、ホテル業界のアカデミー賞と呼ばれる「ワールド・ラグジュアリーホテル・アワード2023」を10年連続で受賞した。同賞は、旅行・観光業界の専門家やコンサルタントなど約30万人以上の評価や投票に基づいて、世界レベルの施設とサービスを提供するホテルに贈られる。
同ホテルを経営するJCC(糸満市)の渕辺美紀会長が25日、那覇市の琉球新報社を訪れ受賞を報告した。
百名伽藍はワールド・ラグジュアリーホテル・アワード2023の各部門のうち、①東アジアで最高の高級ブティックホテル②アジアで最高の高級海岸ホテル③東アジアで最高の高級隠れ家リゾート―の三冠に輝いた。渕辺会長は「沖縄の魅力の発信、細やかで温かいおもてなしを心掛けた点などが評価されたのではないか」と語った。
また、同ホテルのレストラン「ダイニング甘露」は「ワールド・ラグジュアリーレストラン・アワード」を5年連続受賞、「フォーブストラベルガイド」も6年連続で認定を受けたほか、「24年プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」には県内から唯一入選した。
渕辺会長は「10年連続で受賞できてうれしい。スタッフの頑張りや、コロナ禍でもお客さまが温かく支えてくださったことが受賞につながったと実感している」と語った。
(玉寄光太)