広島の被爆者米澤さん、辺野古で抗議 「断固基地は許さない」


この記事を書いた人 金城 美智子
広島の原爆被爆者として「断固基地は許さない」と話す米澤鉄志さん=25日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で25日午前、市民ら約70人がキャンプ・シュワブゲート前で移設反対を訴えて座り込んだ。原爆被爆者で語り部として活動する米澤鉄志さん(81)=京都府=も、広島から駆け付けた。

 米澤さんは「第2次世界大戦で地獄を見た広島、長崎、沖縄はつながっている」と述べ、基地の存在は新たな戦争への第一歩と指摘。「二度とあのようなむごい経験を誰にもさせてはならない」と拳を握りしめた。
 集まった市民らは「人権守れ」「新基地いらない」などとシュプレヒコールを上げ、ゲート前を練り歩いた。
【琉球新報電子版】