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タレントとアクセサリー作家を両立【島ネタCHOSA班】


タレントとアクセサリー作家を両立【島ネタCHOSA班】
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

うるま市在住でタレント活動とアクセサリー作家をしている照屋大地さんという人がいます。独特なセンスと魅力があるので、調査してみてください。

(読谷村 SG)

へえ! タレントをしながら、アクセサリー作りも。いろいろと話題のありそうな方ですね。依頼者さんを通して照屋大地さんとコンタクトを取った調査員。実際に会ってみることになりました。

舞台からの光景

調査員と約束した場所にメキシカンシャツを着て現れた照屋さん。なかなか大柄な人物です。目力もあり、コワモテの風貌にも見えましたが、話してみると優しい雰囲気でした。どうやら、目力の強さは役作りで培ったもののようです。まずはタレント活動について聞いてみました。

照屋大地さん

「高校生の頃、『現代版組踊 肝高の阿麻和利』に出演しました。フィナーレを迎えた時に、舞台からお客さんの喜んでいる顔を見て、すごいうれしかったんです」

タレントを志すきっかけを振り返ってくれた照屋さん。これを期に高校卒業後も芸能活動をする決心をしたと言います。この次につかんだ大舞台が2014年「首里城祭」での国王役でした。身のこなしや表情など、厳しいレッスンを受けて本番に臨んだそうですよ。

「国王としての立ち位置から見た首里城正殿の迫力が印象に残っています。タイムスリップしたような気持ちでした」

やはり国王役というのは大変な経験なのですね。このキャリアを生かし、歴史物の演技に手応えを得た照屋さん。現在は創作エイサー団体でも活躍しています。

シブかわいいアクセサリー

アクセサリー作りについても聞きました。

「アクセサリー作りは、Igaran do it(アイ・ギャラン・ドゥ・イット)という名前で活動しています」

え、ギャランドゥ…? まさか! 思わず照屋さんのシャツの襟元に目が行ってしまった調査員。すかさず照屋さんは「ぼくは胸毛が濃いので、それを個性と捉えて命名しました(笑)」と教えてくれました。

肝心のアクセサリーは、ギャランドゥの有無は関係なく、男女問わず身に着けられるデザインになっていますのでご安心を。リサイクルのおもちゃやインテリアを取り入れた、シブさとかわいさが入り混じる世界観が特徴です。将棋のコマや麻雀牌、サイコロ、90年代のゲーム機のパーツが散りばめられているんですよ。「ちゃんとしたコンセプトは決めていませんが、一度使われなくなったものを利用することは大事にしています」と照屋さんは話します。

現在は、ネックレス、ピアス、ブレスレットがラインアップ。I garan do itの通販サイトから購入可能できます。

リサイクル品を利用しつつ、遊び心が効いたアクセサリーたち。照屋さんは琉球舞踊の小道具など作っていた経験もあり、手先が器用です

てるや・だいち。1994 年生まれ。モデル、役者、アクセサリー作家として活動中。影響を受けている俳優は松山ケンイチさんだそう。color’s所属


照屋大地さん
Instagram:@daichan_bj_9470
I garan do it通販サイト
https://terdai.handcrafted.jp/

(2024年1月11日 週刊レキオ掲載)