【動画】導水管の復旧工事を一時中断 工事再開は未定、断水の恐れは「なし」(19日午前11時現在)


【動画】導水管の復旧工事を一時中断 工事再開は未定、断水の恐れは「なし」(19日午前11時現在) うるま市昆布の工事現場=19日午前
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 沖縄県うるま市昆布の県道75号の地下を通る導水管で漏水が発生した問題で、県企業局は19日午前、漏水箇所の修理工事を一時中断したと発表した。漏水部分の穴をふさぐために水を抜く必要があったが、作業がうまくいかず、水の排水が十分にできなかったことが原因。工事再開は未定だが、再開までは給水は可能で生活用水、工業用水ともに断水の恐れはないとしている。

 企業局によると、18日午後5時に再開した導水管の修理工事は同日午後10時50分に作業の中断を決めた。19日午前0時過ぎには導水管を通常運用に戻し、工事に伴い断水していた工業用水の供給は同日午前3時から再開した。

 漏水が発生したのは、名護市の久志浄水場から西原町の西原浄水場へ水を流す導水管。漏水が発生している場所は応急処置として、鉄板を当てて水漏れをおさえている。企業局は復旧工事再開の際は再度、周知するとした。

 企業局の計画では、18日午後5時から送水を停止し、修理工事を再開。修理を終え通常の送水が再び開始されるまで、最大で30時間、19日午後11時までと予想されていた。17日に工業用水の供給を一時止めたことによって、一部事業所が生産ラインを停止せざるを得ず、原材料の処分など損害も発生している。