【沖縄】走りの美しさを競う沖縄の伝統競馬「第19回琉球競馬ンマハラシー」(沖縄こどもの国主催、琉球新報社共催)が21日、沖縄市の沖縄こどもの国で開かれた。県内各地から19頭、21人が参加した。競技の結果、沖縄こどもの国所属の「どぅなん」が優勝した。
ンマハラシーは琉球王国時代から戦前までの約300年間、沖縄の伝統競馬として行われてきた。左前脚と左後脚、右前脚と右後脚を同時に前に出す「側対歩」の美しさや、リズム、スピード感のほか、騎手と馬の飾り付けなどを評価する。
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/2024/01/%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%82%B7%EF%BD%B0%EF%BC%92.jpg?fit=700%2C700)
「どぅなん」は一定のリズムで美しい足運びに加え、スピードある走りを見せ、全審査員の票を獲得した。
騎手を務めた広島市安佐動物公園で飼育員を務める坂本史弥さん(39)は「優勝できるとは思っていなかった。馬を信じて良かった」と笑顔を見せた。
準優勝はどぅなんの娘「よな」。こどもの国で飼育員を務める島田晴加さん(30)が騎手を務めた。よなも、こどもの国所属。
3位はうみかぜホースファーム所属の「サンゴ」、騎手は大里中1年の三石千颯さん(12)。ベストドレッサー賞に「ティグミ」、騎手は東南植物楽園職員のウーフェイルーさん(33)が輝いた。
今回入賞した馬は全て与那国馬だった。
(名嘉一心)