導水管漏水の修理工事、25日にも着手へ 断水は「発生せず」 沖縄県


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導水管漏水の修理工事、25日にも着手へ 断水は「発生せず」 沖縄県 危機対策本部会議を開いて話し合う県企業局の職員ら=23日、那覇市の県庁
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沖縄県の久志浄水場から西原浄水場へ水を送る導水管の途中で漏水が発生した問題で、沖縄県企業局は23日、危機対策本部会議を開き、漏水場所の修理工事について、送水を止めずに作業すると決めた。作業スペースを広げるための掘削などを進め、早ければ25日にも工事に着手する。この工法では、工業用水や生活用水の断水は発生しない。

漏水場所には約4センチの穴が空き、1時間に5トン程度の水が漏れている。穴をふさぐには溶接作業が必要となるが、水が漏れている状態では溶接ができないため、ホースやパイプ、吸引車を使って水を排水して工事に当たる。

仮に、水を流したままでの工事が成功しなかった場合は別の工法をとり、前後のバルブを閉めて管内の水を抜いて工事する。石川浄水場より北側のバルブを閉める必要があり、石川浄水場から水を供給する地域への影響を抑えるために管路の切り替えなどを確認し、断水となる工業用水の事業者への周知などを行った上で、2月8、9日ごろの工事を予定している。最終的には1月29日に対策本部会議を開いて決める。

(沖田有吾)