【宜野湾】スーパー「ユニオン」を展開する野嵩商会(宜野湾市、仲村明社長)と宜野湾市は31日、市真志喜の宜野湾海浜公園内にある「ユニオンですからスタジアム宜野湾」(市立野球場)で新看板の除幕式を開いた。
野嵩商会は昨年12月、市立野球場など3施設の命名権(ネーミングライツ)を年間550万円で取得した。契約期間は2月1日から2027年3月31日まで。市は契約料を施設の維持管理費などに充てる。
仲村社長は「創業の地、宜野湾への感謝と、市民に楽しんでほしいという気持ちで取得した。今後も社会貢献を続け、お客さまとつながる企業でありたい」と抱負を述べた。自社のキャッチフレーズを交え、「24時間、365日、台風の時でも開いていると思う。ユニオンですから」と県民に寄り添うスーパーをアピールした。
新たな看板は、ユニオンのマスコットキャラクター「ユニポン」がバットを構える姿があしらわれ、親しみやすいデザインとなっている。また、同社のコマーシャルでおなじみの「ですから」は、インパクトを与えるために斜めに表記した。背景は宜野湾市と同市をキャンプ地とするプロ野球横浜DeNAベイスターズのカラー「青」を採用した。
松川正則市長は「多額の契約をうれしく思う。利用者、市民へのサービスを向上させる決意だ。地元企業の野嵩商会が発展していくように支援していきたい」と感謝した。
2月1日から「ユニオンですからスタジアム宜野湾」で春季キャンプを開始する横浜DeNAベイスターズにも触れ、「ここからセ・リーグ優勝を目指してほしい」と期待した。
同日は球場のほか、野嵩商会がネーミングライツを取得した「ユニオンですからブルペン宜野湾」(市立投球練習場)と「ユニオンですからドーム宜野湾」(市立多目的運動場)の看板も公開された。(名嘉一心)