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FC琉球勝利 J3リーグ 2位再浮上

前半22分、落ち着いてPKを決めて喜ぶFC琉球のFWパブロ=15日、沖縄市の県総合運動公園陸上競技場

 サッカー明治安田J3のFC琉球は15日、県総合運動公園陸上競技場でガンバ大阪U―23と第9節を戦い、1―0で勝利した。琉球は5勝2分け2敗、勝ち点17で2位に再浮上した。前半22分、琉球はPKを獲得。FWパブロが落ちついてゴールを決め、1点を守り切った。

 次節は22日午後2時から、福島ユナイテッドFCと、福島県のとうほう・みんなのスタジアムで対戦する。

(1)沖縄県
FC琉球(5勝2分け2敗)(17)
 1―0(1―0,0―0)
ガンバ大阪U―23(3勝3分け3敗)(12)
▽得点者【琉】パブロ(PK)(3)
▽観衆 1251人

 【評】ブラジル勢3人が攻守で活躍したことで、前半はチームが波に乗った。果敢に攻める姿勢がDF陣にも連動し、前半は相手のシュートを1本に抑えた。前半22分、フアンからパブロへのクロスに対し、大阪のDF西野がファウルで琉球にPKを献上。パブロがしっかりと1点をつかみ取った。(嘉陽拓也)

◆決定力欠き、課題残す
 ひざのけがで出場を控えていたMFフアンが初のホーム戦出場で攻守の要になり、攻める琉球の原動力となった。大阪の實好礼忠監督が「つかみにくいポジショニング」と評したフアンが存分に動き回ると、守備も連動し、DFラインをセンターラインまで上げて大阪にプレッシャーをかけて主導権を握った。
 前半22分、中央で琉球がボールを奪い、フアンがMFパブロへクロスを上げたところ、大阪DF西野の苦し紛れのファウルでPKを獲得。バブロは「どこに蹴ればいいか分かっていた」と落ち着いてゴールネットを揺らした。
 後半になって失速する琉球の課題はこの試合にも表れた。守備の足も止まり、後半39分に大阪のMF市丸の退場により数的有利の状況でも、中央やサイドから攻め込まれるシーンが目立った。金監督は「追いつかれ、逆転もある。自分らでゲームを動かそう」と指示し、選手交代でアクセントを付けようとしたが、前半の勢いはもどらなかった。
 アウェーでまだ勝利がない大阪は上位の琉球に勝利して勢いに乗ろうとしたが、歯車がかみ合わず自滅。そんな大阪に対し、琉球は決定力を欠く試合だった。金監督は「だめな部分を明確にしないと、同じ場所を行ったり来たりする試合になってしまう」と話し、ホーム戦の勝利を手放しで喜べない様子だった。(嘉陽拓也)

◆徐々に良くなっている
 金鍾成監督の話 前半はゴールに向かう素早い攻めを表現できて良かった。チームとしては第9節までで徐々に良くなっている。残り数試合になったころには、J2昇格を争う状態にしていきたい。

◆自分たちに要因ある
 實好礼忠監督(大阪)の話 琉球のプレスもすばらしかったが、相手以前に自分たちに要因がある。