「辺野古唯一、直接はなかった」 米議員らと面談後、知事


この記事を書いた人 金城 美智子
米連邦議員との面談について記者団の質問に答える翁長雄志知事=17日(日本時間18日)、ワシントンの上院議員会館前

 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】訪米中の翁長雄志知事は前日に続き17日(日本時間18日)、米連邦議会上下両院の議員らと相次いで会談し、日米両政府が合意する米軍普天間飛行場の辺野古移設の阻止へ理解を求めた。面談した議員からは、沖縄への米軍基地集中や新基地建設による環境への影響に県民が懸念を示していることに、理解を示す声や沖縄県と日本政府の動向を注視したいとの話があったという。

 面談後、翁長知事は記者団に「去年は辺野古が唯一だということがほとんどだったが、今回は、直接的にはなかった。(議員の)認識が深くなったと思う」と振り返った。
 知事のワシントン要請行動の日程はすべて終了した。同日夜、1996年に当時の橋本龍太郎首相と共に普天間返還の日米合意を発表した元駐日米大使ウォルター・モンデール氏(元副大統領)と会談するため、ミネソタ州ミネアポリスに移動し、到着した。
【琉球新報電子版】