沖縄本島のダム貯水率44%、過去最低を更新 PFAS対策で停止していた比謝川からの取水を再開 


沖縄本島のダム貯水率44%、過去最低を更新 PFAS対策で停止していた比謝川からの取水を再開  少雨が続いて水位が下がり、地層が表出した大保ダム=22日午前、大宜味村(小型無人機で大城直也撮影)
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 少雨が続き、沖縄本島内の11ダム貯水率は28日午前0時時点で、過去10年間で最低の44%と、平年値を31・8ポイント下回っている。沖縄県企業局は28日午前10時、有機フッ素化合物(PFAS)汚染対策として2022年から停止していた比謝川からの取水を再開した。

 企業局の試算では、比謝川から取水した水が北谷浄水場に届くまでに、他の水源からの水と合わさって希釈され、PFAS濃度は国の暫定目標値(1リットル当たりPFOSとPFOA合計で50ナノグラム以下)を下回る1リットル当たり約25~26ナノグラムに低下する。

 さらに北谷浄水場で高機能活性炭での除去を行い、浄水としてはより低い濃度にできる見込み。企業局ではPFAS濃度について検査し、来週にも検査結果をホームページなどで公表する予定。(沖田有吾)