スポーツ

競泳女子100自由形、真栄城が県新 県高校総体第1日

 2016年度県高校総合体育大会は28日、県内各地で競技が一斉にスタートした。

 水泳の真栄城蒼(沖尚)は女子100メートル自由形を58秒53で制し、4年ぶりに県記録を塗り替えた。男子200メートル背泳ぎの佐久田朝隆(浦添)は2分9秒67、女子200メートル平泳ぎの西原綾香(同)は2分41秒67でそれぞれ大会記録を更新した。

 相撲の無差別級は秋元康成(首里東)が制し、団体戦は北部農林が連覇を達成した。陸上の1500メートルでは島袋太佑(北山)が3分58秒21の大会新記録で頂点に立った。

 カヌー女子カヤックシングルとペアのそれぞれ200メートル、500メートルで宮城朋華(小禄)が4冠を達成した。

 柔道団体は沖尚の男子が10連覇、女子が11連覇とした。弓道個人は男子は古堅宗亮(興南)が頂点に立ち、女子は城間美希(浦添)が2連覇を果たした。


女子100メートル自由形決勝 県新記録を更新し、喜ぶ真栄城蒼(沖尚)=28日、奥武山水泳プール(又吉康秀撮影)

◆0.02秒差 真栄城、ライバル下し涙
 勝つのはどちらか。長年のライバル対決が女子100メートル自由形の県記録更新をもたらした。真栄城蒼(沖尚)と藤愛海(首里)との一騎打ちで2人同時に県記録を塗り替え、藤を0・02秒上回った真栄城に優勝と県新記録の栄冠が渡った。「本当にうれしかった」。電光掲示で勝敗と県新を知り、ガッツポーズを2度決めると水の中で輝いた。

 158センチが繰り出す、持ち味の力強いキックで遅れがちだという前半から飛ばし、僅差で粘った。

 「最後の総体は絶対に勝ってやる」。かつてなく燃やした闘志も大きな原動力だ。

 「2人で常に切磋琢磨(せっさたくま)してきた」。1年の県総体は藤に0・23秒差をつけて大会新で制した。2年では同時に大会新を塗り替えたが2位に終わり、0・01秒差で王座を奪われた。勝負後、プールサイドに立つ2人に喜びと悔しさ、たたえ合う気持ちが交錯し、涙が光った。

 29日、50メートルでの藤との対決も「この流れで勝てる」と臨む。九州総体では表彰台、全国総体でも上位進出を描く高校最後の夏はまだ続く。(石井恭子)


男子1500メートル決勝 ゴール直前まで激しく競り合う北山の島袋太佑(左)と大城希月(那覇西)=28日、沖縄市陸上競技場(普久原裕南撮影)

◆陸上男子1500メートル 島袋、大会新で頂点

 記録よりも勝負にこだわっていた。島袋太佑(北山2年)の今大会の目標は、1500メートルと5000メートルを制する2冠の達成だ。まずは最初の1500メートルで「絶対に優勝したかった」。決勝のレースで大会新記録(3分58秒21)を出し、表彰台の一番高いところに上がった。それでも「一つ目の目標は達成できた。次は5000メートルに集中する」と表情が緩むことはなかった。

 普段はラストスパートで引き離すレースを得意とする。この日は同じく後半勝負に強い大城希月(那覇西2年)がいたため、序盤から仕掛けた。1週目を走り終えた段階で集団から抜け出すと、残り250メートルでラストスパートに入った。後方から追い上げてくる大城を振り切って優勝を飾り「最後に勝負をしたからいい記録が出た」とライバルとの接戦が好記録を生み出した。

 冬場は体力面の強化や後半でも力を発揮するための練習を重ねた。「スピードがついてきた」と手応えを感じている。5000メートルのレースは29日に控えており「記録よりも優勝することに集中する」と2冠達成を目指す強い気持ちをのぞかせた。(平安太一)


男子カナディアンペア(200メートル)決勝 息の合ったパドルさばきで優勝した(右から)前川哲輝、宮国秀会ペア=28日、糸満市の報得川(又吉康秀撮影)

◆カヌー 前川・宮国C2・200優勝 折り返し後一気加速

 男子カナディアンペア200メートル、序盤にバランスを崩して出遅れた本命の前川哲輝・宮国秀会(沖水)が折り返しから猛烈に加速した。「ここで取らないと全国(総体)に行けない。ここが勝負だ」。あうんの呼吸でトップとの差をぐんぐん詰め、残り50メートルで抜き去った。「意地で後半から伸ばす」(宮国)という持ち味を発揮し、会心のゴールインと全国切符を手にした。

 水面などの状況が計測に不利な状況だったこともあり、得意の500メートルでは3位に終わったが「どんな状況でも勝てないと全国では勝負できない」(前川)と気持ちを引き締めた。200メートルではスタート時に船の傾きがあって出遅れた。タイムや内容には満足せず、2人は「全国に行けばスタートで決まってしまう」と課題を見詰める。昨年の全国総体は先輩2人と出たフォア500メートルで9位だった。得意の500メートルを磨きながら先輩が打ち立てた記録を更新し、全国総体には優勝を「総なめしたい」(前川)と強い気持ちで挑む。(石井恭子)









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