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サッカー、女子・コザ気迫初V 那覇西3年ぶり 県高校総体

 県高校総合体育大会は4日、サッカーの男女決勝を県総合運動公園陸上競技場で行った。男子は那覇西が普天間を4ー2で破り、3年ぶり14回目の優勝を飾った。那覇西は前半に2点を挙げ主導権を握り、後半は普天間に流れを与えず、突き放した。女子はコザが美里を延長戦の末1ー0で下し、初の頂点に立った。

 夏の集中開催は同日が最終日で、10月以降に秋季ラグビーと駅伝を行う。

◆女子・コザ 延長後半、執念の決勝点

 試合終了のホイッスルと同時にスタンドから歓声が湧き上がった。延長戦までもつれ込む熱戦を展開した女子決勝はコザが美里の連覇を止めて初優勝。選手たちは抱き合って喜んだ。「チャレンジャー精神で、チャンピオンを倒す気持ちでぶつかっていった」(主将のDF高宮城英恵)コザの執念が勝った。


コザ―美里 延長後半、決勝ゴールを決め喜びを爆発させる比嘉菜々(8)らコザイレブン=4日、県総合運動公園陸上競技場(普久原裕南撮影)

 延長戦で運動量が増したコザは気迫あるプレーで“女王”に迫った。試合終了間際、MF長堂亜由美がアシストしたボールをDF比嘉菜々が右足でクロスシュートを放ち、ゴールに押し込んだ。「いける時はいく。絶対決めようという気持ちで」臨んだセンターバックは今総体初得点で決勝点を挙げた。146センチと小柄ながらスピードを武器にサイドを突破する長堂は前半から美里の厳しいマークに苦しんだが、アシストに成功し「練習は裏切らない。練習してきた通りだった」と笑顔を見せた。

 コザの屋宜栄輝監督は、半年前まで指揮を執っていた美里との対戦だった。美里の主将山内詩織は「2年間教わったことを発揮して勝つことが恩返しと思っていた」と話したが、勝利をものにすることはなかった。

 決勝までコザは後半にギアを入れる試合が多かったが美里の守備も堅かった。総体に向け守備の強化を図り、決勝で無失点勝利をつかんだコザ。パスサッカーを極め、九州で「まず1勝」を目標に一戦一戦全力で戦う。(崎原有希)


那覇西―普天間 後半、フリーキックで4点目のゴールを決める那覇西の与那覇航平=4日、県総合運動公園陸上競技場

◆男子・那覇西 流れ渡さず4発快勝

 うだるような暑さの中で行われた男子決勝。互いに攻撃的なサッカーを展開して得点を重ね、那覇西が最後まで食らい付く普天間を抑え勝利をもぎ取った。

 前半7分、那覇西のFW上原牧人がFKの好機で右足を振り抜き先制点を奪い、同14分、東風平朝志が個人技で突破し追加点を挙げた。

 2―0で折り返し、玉城真哉監督は「2点差が一番逆転される。気を緩めずに」と声を掛けたが後半の入りは悪かった。後半9分、普天間のFW渡慶次一哲が得点し追い上げを図る。

 1点差に迫られ、普天間に移りかけた流れを那覇西はすぐに断ち切った。那覇西のパスがつながり始めた同13分、相手キーパーと1対1になったMF國吉真太郎が3点目を奪った。160センチと小柄だが球際で負けない力を持つ國吉は、攻撃にスイッチを入れるため後半から出場。「(相手の)追い上げムードで1発決められて良かった」と流れを変える役割を果たした。同19分には那覇西のMF与那覇航平がFKで4点目を決め突き放した。

 一方、同27分に普天間の渡慶次が「まだ負けない。逆転しよう」とPKを力強く蹴ってゴールを奪うが那覇西は追い上げを許さなかった。普天間の主将のMF安和守洋は「最高の舞台で戦えた環境は幸せだ」と悔しさを次に生かすことを誓う。

 那覇西の主将のDF我如古盛洋は「ゼロで抑えたかった」と2失点を悔やむ。チームの目標の九州、全国制覇に向けて課題の守備の修正と決定力の向上を掲げ、突き進む。(崎原有希)

※注:高宮城英恵の「高」は旧字体









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