【宜野湾】宜野湾市議会は26日の3月定例会最終本会議で、米軍普天間飛行場所属の米海兵隊垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが飛行再開したことを受け、同機の飛行の即時中止と普天間飛行場の一日も早い閉鎖・返還を求める抗議決議と意見書を全会一致(退席1)で可決した。
同議会は、昨年11月の鹿児島県・屋久島沖での墜落事故後、飛行停止していたオスプレイが詳細な事故原因の説明もないままに飛行再開したことに抗議。呉屋等議長や宮城克議会運営委員長らが26日午後、沖縄防衛局と外務省沖縄事務所などを訪れ、意見書を手交し、飛行中止などを要請する予定。
抗議決議と意見書ではオスプレイの墜落事故後、米軍は「十分に納得できる説明もないまま住宅地上空での飛行を再開させた」と指摘。米軍や防衛省から詳細な説明がないままの飛行に「不安は拭いきれない」と訴えた。与党会派絆輝クラブの平安座武志市議は採決時に退席した。(名嘉一心)