3日午後11時55分ごろ、宜野湾市新城のコンビニエンスストアで、男が男性店員に刃物を突き付け、現金約13万円を奪って逃走する強盗事件が発生した。店員らにけがはない。宜野湾署は周辺のパトロールを強化するとともに、逃げた男の行方を追っている。
署によると、男はレジにいる店員に向かって、無言でサバイバルナイフのような刃物を突き付けた。店員は男が金を要求していると認識し、レジから現金を取り出し、男に渡したという。当時店内に客が1人いたが、被害はなかった。
バックヤードにいた店長が店員から報告を受けて署に通報した。
署によると、男は身長170センチほどの痩せ形で、フードが付いた黒色の上着と黒色の長ズボンを着用し、顔には黒色のマスクを着けていたという。
店長によると、男は店を出て付近の路地裏に走り去ったという。男の入店から逃走まで約1分間ほどだったとみられる。店長は「刃物で店員が脅され恐ろしい思いだが、けががなくて安心した」と語った。
現場は、米軍普天間基地北側の国道330号から同58号向けに伸びる宜野湾市道沿いの店舗。付近は住宅や居酒屋などが立ち並び、事件当時の人通りは少なかったとみられる。