ポジティブピース広げよう 沖縄、広島、長崎 若者ら思い共有


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「広島長崎沖縄わかむん会議2016」で今後の平和学習の在り方について話し合う参加者ら=23日、糸満市摩文仁の平和祈念公園

 第2次世界大戦で甚大な被害を受けた沖縄、広島、長崎の3県で平和ガイドなどを務める若者らが集う「広島長崎沖縄わかむん会議2016」が23日、糸満市摩文仁の平和祈念公園であった。参加者12人は従来の平和教育を踏まえた上で「平和を前向きに捉えるポジティブピースの活動を広げよう」との思いを共有した。主催は琉球大学生らが起こしたベンチャー企業・がちゆん(沖縄市、国仲瞬社長)。

 横浜出身の女性は、地元で平和学習を受けた記憶があまりないといい、「沖縄や広島、長崎は戦争について学ぶ機会が多くてうらやましい」と述べた。また別の女性からは「学校卒業後は平和学習から遠のく。長期的に向き合える環境があれば良いのでは」との意見が挙がった。
 国仲社長は「貴重な戦争体験談を聞くことも大事だが、今後はそれを踏まえた上でどう平和な未来につなげるかを考えるべきだ。心で感じる平和学習を模索したい」と語った。

英文へ→Youth from Okinawa, Hiroshima and Nagasaki share thoughts on peace