那覇市の国際通り約1・6キロの両側に計98台のデジタルサイネージ(電子看板)を設置して情報を発信する取り組みが24日から正式に始まる。正式運用を前に設置された看板には既に電気がともされ試験運用している。国際通りの店の紹介や那覇市の観光PR、マナー啓発など各種情報が放映され、国際通りに新たな景色を映しだしている。
連続性のある98台の屋外サイネージは全国最大規模。ビジョンは2種類あり、歩行者の目線で情報を発信するL字型のパワーグリッドビジョン49台と、街灯にちょうちんのようにぶら下がった立方体型のスカイキューブビジョン49台がある。平均接触可能延べ人数はそれぞれ1日約21万人(2019年度実績)という。
取り組みは、街のにぎわいづくりや沿道環境の改善を目指したエリアマネジメント実証事業「沖縄振興ストリートビジョン基盤構築実証事業」。那覇市国際通り商店街振興組合連合会と沖縄電力、琉球新報社が推進共同体となって運営する。
24日は午前10時から、那覇市のテンブスホールで、那覇市などの関係者による点灯式とパネルディスカッションが開かれる。