中谷氏「再度県に説明」 辺野古陸上工事 承諾得て再開方針


この記事を書いた人 松永 勝利

 【東京】中谷元・防衛相は26日午前の会見で、名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを巡る代執行訴訟の和解を受け、政府が中断している米軍キャンプ・シュワブの陸上工事について「再度、埋め立て工事ではないと県側に説明し、了解をいただきたい」と述べ、県の承諾を得た上で工事を再開する考えを示した。
 政府が再開を求めている陸上工事は隊舎、生コンクリート製造施設の建設など。代執行訴訟の和解条項で埋め立て工事を中断することを国と県で確認したため中断されている。県側は陸上工事でも新基地建設に関係しないか確認する必要があるとして、現時点での再開は認めていない。
 中谷氏は21日に開かれた政府・県協議会でも説明したものの「県側から特段の意見もなかった」と述べた。【琉球新報電子版】