那覇地検が入る那覇第一地方合同庁舎（資料写真）
琉球新報社 在沖米海兵隊員の20代の男が5月、県内で女性に性的暴行をし、けがを負わせた疑いがあるとして県警に不同意性交致傷容疑で逮捕された件で、那覇地検が海兵隊員を起訴していたことが28日午前、分かった。複数の関係者への取材で判明した。関係者によると、起訴は6月17日とみられる。
地検は2023年12月に発生した米空軍兵の被告による少女誘拐暴行事件での対応と同様に、起訴事実を報道陣に公表していない。
関係者によると、海兵隊員は5月下旬、本島内の建物で女性に性的暴行したとして、基地外にいたところを同容疑で逮捕された。その後、送検され、6月17日に地検が起訴したという。
地検は、28日までにこの海兵隊員の処分について報道発表をしていない。23年12月24日に発生した米兵少女誘拐暴行事件でも、米空軍兵長の男（25）＝嘉手納基地所属＝を不同意性交致傷の罪で起訴したことを報道陣に明らかにしていなかった。
同事件では、那覇地裁が6月21日、閉庁後の時間帯に7月12日に開かれる男の初公判の日程が記載された記録を公開。報道陣が6月25日、男の公判日程を把握し、地検に起訴状を請求したことで事件が明らかになった。
