那覇市の知念覚市長は24日の定例記者会見で、誰一人取り残さない社会に向けてSDGs(持続可能な開発目標)の推進都市宣言を発表した。市は2022年に市SDGs推進方針を策定し、23年に見直しした第5次市総合計画の各施策にSDGsの視点をひも付けて取り組んできた。宣言により、目標達成年限となる2030年に向けて取り組みや周知を強化していくという。
また、社会課題解決のため、SDGsを網羅的に研究する国際連合大学と学術協力に関する連携協定を締結すると発表した。7月31日に東京都の同大学で調印式を行う。
協定により、専門知識を提供し合い、共同研究やワークショップなどを実施していくという。
知念市長は「SDGsは持続的に意識し、できることを追い求めることが重要。先駆的な国連大学と連携することで意識付けに拍車を掛けたい」と述べた。
(嘉陽拓也)