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沖縄の泡盛、パリのワインショップに 「伝統的でビター」フランス人好み<熱戦パリ五輪 本紙・古川記者の現地リポート>


沖縄の泡盛、パリのワインショップに 「伝統的でビター」フランス人好み<熱戦パリ五輪 本紙・古川記者の現地リポート> ワインショップ「ジュレス・パリ」にある泡盛「珊瑚礁」=6日、フランス・パリ
この記事を書いた人 Avatar photo 古川 峻

 五輪開催中のフランス・パリで6店舗を構えるワインショップ「ジュレス・パリ」は、ワインやチーズ、バゲットなどと一緒に泡盛も取り扱っている。ソムリエのアレクシ・ロベックスさん(21)は近年、泡盛の流通も増えてきていると言い、「フランス人は1日に1、2杯はワインを飲む。たまにはエキゾチックで新しい旅を味わってみてほしい」と勧めている。

 ロベックスさんによると、1980年代ごろから漫画やアニメへの関心が高まり、日本食への需要も増えた。他の大手ワインショップが泡盛を置くようになり、ジュレス・パリでもそろえるようになったという。

 日本酒と比べて泡盛はまだ希少だが「クラシカル(伝統的)でビターな(苦みのある)味はフランス人に好まれる」と解説した。

 ソテーした魚料理と相性が良く、主にロックで飲まれる。炭酸水で割ったり、カクテルにしたりすることも多いという。

 ロベックスさんは「世界中が見る五輪の機会にワインとフランスを知ってもらいたい」と笑顔で話した。

  (古川峻)