融資の「手数料」20万円詐欺被害 60代男性、SNS上の広告からやりとり 沖縄署


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 沖縄署は23日、交流サイト(SNS)に表示された融資広告にアクセスした会社員の60代男性=沖縄市=が、現金20万円をだまし取られる特殊詐欺(融資保証金詐欺)事件が発生したと発表した。

 署によると男性は5日、通信アプリLINE(ライン)上に表示された広告バナーから融資会社のサイトにアクセス。サイト内の「簡単即日融資」との文言を見て融資を申し込んだ。その後、サイト関係者とみられる男とライン上でのやりとりが始まった。

 男は個人チャットや通話機能で「30万円融資する手数料として20万円を振り込んでください。入金が確認できれば50万円を振り込みます」など男性にうそをついたとみられる。男性は15日までに、指定された口座に現金20万円を振り込んだ。

 その後、約束した50万円の振り込みがないことを不審に思い、男に連絡を入れたところ返事が途絶えたという。

 沖縄署は「現金を振り込む前に正当な手続きなのか確認してほしい」などと注意を呼びかけている。