【多良間】国の重要無形民俗文化財に指定されている多良間島の豊年祭「八月踊り」が10日午前、村仲筋の土原御願所で始まった。舞台では、組踊や琉球舞踊など、さまざまな演目が披露され、集まった住民や観光客らを魅了した。
八月踊りは10~12日の3日間にわたって実施される。初日は村仲筋、2日目は村塩川、最終日は両地域でさまざまな演目が披露される。舞台横には現代語訳を映し出すモニターも設置された。モニターの設置は昨年度から実施されている。
仲筋字会の森山実夫会長(74)は「昨年は新型コロナ明けで4年ぶりの開催だったので、準備に手間取った部分もあったが、今回は充実した準備ができた。せりふも踊りも(自分の)色を付けることができている」と自信をのぞかせ、開催を喜んだ。