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台湾からの観光客、沖縄でどこに行く? 家族旅行が多く、宿泊は那覇が人気 24年上半期、大手旅行社が調査 


台湾からの観光客、沖縄でどこに行く? 家族旅行が多く、宿泊は那覇が人気 24年上半期、大手旅行社が調査  観光客らでにぎわう国際通り=2024年2月、那覇市
この記事を書いた人 Avatar photo 與那覇 智早

 台湾最大手の旅行計画プラットフォームを運営するFunliday,Inc.(ファンリデー、台湾)はこのほど、6月末までの半年間で、台湾から沖縄を訪問した旅行客の動向調査結果をまとめた。行き先は那覇市の国際通りが最多だった。平均旅行期間は5・5日で、宿泊期間は4・6泊。1~2泊を那覇、1~2泊を中北部で過ごす傾向があるという。

 2024年上半期(1月1日~6月30日)に同プラットフォームを通して沖縄を旅行した約3200組を調査、分析した。

 宿泊地の内訳では、那覇が56・1%で最も高い割合を占めた。北部が22・3%、中部が18・6%、南部が2・4%と続いた。家族旅行が多いため、コンドミニアムなどのキッチンや洗濯機付きの部屋が人気だという。

 訪問先は、国際通りや美ら海水族館、アメリカンビレッジなど、人気の観光地が上位に上がった。台湾人は高級品よりも生活用品の買い物を楽しむ人が多く、大型ショッピングモールも上位に入った。その他、赤ちゃん用品を扱う店もファミリー層に人気だという。

 訪れる飲食店は海鮮が最も多い81%、次いで焼肉が70%、ラーメンは51%。一方、ローカルフードの沖縄そばは14%で伸び悩んだ。A&Wは13%だった。

 沖縄への訪問数は全国順位で東京、大阪・京都に続く、3位の多さだった。

(與那覇智早)