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瀬底綱引き準備着々 15日の本番へ綱作り 沖縄・本部


瀬底綱引き準備着々 15日の本番へ綱作り 沖縄・本部 天井にわらをつるして綱を編む関係者ら=8月30日、本部町の瀬底集落センター
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【本部】本部町瀬底区豊年祭実行委員会(内間清彦委員長)主催の綱引きが15日に同区公民館前で開催される。豊作の感謝と予祝、健康と繁栄を祈願する。当日に向け、綱作りの準備が8月6日から同区集落センターで始まった。

 わらは金武町から600キロを取り寄せた。連日、区民総出でわらのから取り作業を行っている。同センターの天井にわらをつるし、青年たちが手作業で綱を編み、全長130メートル、太さ約1メートルの綱の完成を目指して頑張っている。

 15日の日程は、午後2時にウチマン毛から同区公民館前まで南方と北方に分かれて道ジュネ―が行われる。午後5時から支度(ジュルグァー)綱引きがあり、午後6時からはウチマン毛で相撲が行われる。

 県外からの移住者やヒルトン沖縄瀬底リゾートの職員らも綱引きに向けて準備に協力している。種池俊郎さん(67)と千春さん(51)夫婦は「3年前に和歌山県から瀬底に移住してきた。初めて綱引きを体験するので楽しみ」と話した。

 (上間宏通信員)