宮平監督短編に最高賞 京都国際子ども映画祭


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
舞台あいさつで子どもスタッフと語り合う宮平貴子監督(右)=4日、京都市の京都文化博物館

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)が製作した短編映画「わたしの宝もの」(宮平貴子監督)が、京都府の京都文化博物館で4~7日に開催された「第22回京都国際子ども映画祭」(NPO法人キンダーフィルムフェスト・きょうと主催)の短編部門でグランプリを受賞した。

 映画は映像を通して沖縄の魅力を国内外に発信するフィルムツーリズム推進事業の一環として製作された。

 仲良しのミイとハナがなぞなぞを解きながら那覇の町にある「宝もの」を見つけ出す探検ストーリー。

 短編部門には「わたしの宝もの」を含めて3作品の応募があった。子ども審査員からは「沖縄のいろんな場所を見ることができて身近に感じた」「沖縄の言葉が良かった」などの感想が上がった。

 監督の宮平さんは「短編なので描ける内容に限りがあったが、子どもたちに小さな冒険の物語が楽しんでもらえたようでうれしい」と述べた。

 OCVBは来年中旬から「わたしの宝もの」の映像データの一般貸し出しを行う予定。