【アメリカ】沖縄リズム喝采 日本二世週祭、最高潮に


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グランド・パレードに参加した北米沖縄県人会芸能部の人たち=14日、ロサンゼルスのリトル東京

 「日系の文化と地域社会をたたえる」をテーマに100年以上前に始まった二世週祭は今年76回目(第2次大戦時の前後にしばらく中止)を迎え、ロサンゼルス・ダウンタウンのリトル東京を中心に約1カ月にわたって繰り広げられる。14日にはグランド・パレードが行われ、祭りは最高潮に達した。

 パレードのグランドマーシャル(全体の執行官)に沖縄でもおなじみの東京出身のメーキャップアーティスト佳緒里・奈良・ターナーさん、パレードマーシャル(パレード執行官)に日系人女優のブリタニー・イシバシさんがそれぞれ選出された。ブリタニーさんは「ニンジャ・タートル」で「カライ」という名の女ニンジャ役を演じ、名が知られるようになった。

パレードで最も華やかさを誇った青森県のねぶた祭

 今年の2世週祭クイーン(女王)はジャックリン・トミタさんで、「サンファナンド」バレーの代表が選ばれ、コート(王女など)と一緒に大きな山車に乗って行進した。
 沖縄系ではオープンカーでパレードに登場した南加日本商工会議所キティー・サンキ会頭(両親が沖縄系)も観衆に笑顔で応えていた。インスピレーション(激励)賞に輝いたジョン・タマキさんは父親が沖縄系で日系コミュニティーに多くの貢献をしたが、2015年に53歳で突然この世を去った。
 北米沖縄県人会(國吉信義会長)芸能部(新城義道部長)は琉球舞踊や琉球國祭り太鼓が沖縄リズムに合わせ合計約100人がパレード行進し、観衆の喝采を浴びた。
(当銘貞夫通信員)

英文へ→(United States) Cheers for Okinawan rhythms at Nisei Week Japanese Festival