【嘉手納】10・10空襲から80年となる10日、米軍は嘉手納基地でパラシュート降下訓練を強行した。県や周辺自治体が繰り返し中止を求める中、4カ月連続の実施となった。
訓練は午後4時47分から同5時47分の間に、 1機から計14人の兵士が降下した。使用された機体はMC130特殊作戦機。
沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)は「一貫して実施しないよう求めており、なし崩し的な運用による基地負担の増加を非常に危惧している」とコメントを発表し、訓練を実施しないことを強く求めた。
米軍はパラ訓について、伊江島補助飛行場の滑走路が補修中という理由から、嘉手納基地では2023年12月から5カ月連続、24年7月からこれまで4カ月連続、通算9回実施している。改修を終えるまでは月1回実施するとしている。