伊是名で初の訓練始まる 自衛隊無人機が情報収集し米軍と共有・分析へ 日米共同演習「キーン・ソード」 沖縄


伊是名で初の訓練始まる 自衛隊無人機が情報収集し米軍と共有・分析へ 日米共同演習「キーン・ソード」 沖縄 自衛隊員らが見守る中、訓練海域へと飛ばされた自衛隊無人機「スキャン・イーグルII」=29日午前9時20分、伊是名村の場外離着陸場
この記事を書いた人 Avatar photo 玉寄 光太

【伊是名】日米最大規模の実動演習となる日米共同統合演習「キーン・ソード25」の一環で、陸上自衛隊第15旅団は29日、沖縄県伊是名村の場外離着陸場で情報収集訓練を実施している。

強い風が吹き付ける中、午前9時20分、隊員の掛け声と共に、風上に向かって自衛隊無人機「スキャン・イーグル2」が飛ばされた。甲高いエンジン音と共にカタパルトから射出された無人機は、上空を旋回して西へ向かっていった。訓練は沖合で借り上げ船舶の情報を収集、米軍との共有・分析をする計画。

伊是名村によると、同村での日米共同訓練は初めてだという。

防衛省・統合幕僚監部の発表によると、無人機による情報収集訓練が実施されるのは伊是名島と伊江島の間の海域。伊江村の伊江島補助飛行場や周辺海域にも自衛隊員、米海兵隊第3海兵遠征軍が展開し、民生品レーダーを使って情報収集訓練を実施する。訓練後、無人機はロープを張った装置で回収する予定。