リオデジャネイロ・パラリンピックの車いすラグビーで初のメダル獲得に貢献した仲里進選手(39)=浦添市=が24日午後、那覇空港に凱旋(がいせん)した。仲里さんは「たくさんの人たちに出迎えてもらえてうれしい」と安堵(あんど)の表情。「最高の舞台でいい結果を残せてよかった。一番いい色のメダルを目指し、また4年間頑張りたい」と2020年の東京大会を見据えた。
空港には仲里さんの親族や恩師、仲里さんの所属する沖縄ハリケーンズのチームメートらが駆け付けた。
仲里さんの叔母・饒平名(よへな)裕子さん(56)はうっすら涙を浮かべ、花束を抱えながら仲里さんの帰りを待った。「よくここまで(競技を)続けてくれた。誇りに思う」と話し、仲里さんが到着出口から出てくると大きな声で「お帰りなさい、おめでとう」と声を掛けた。
沖縄ハリケーンズの主将、當間貴志さん(41)は「念願のメダルを取ったことでほっとしている。今はゆっくり休んでほしい」と労をねぎらった。仲里さんは「やっとメダルが取れた。少しは皆さんに恩返しができたかな」とほほ笑んだ。